最近、WSLの試合をYouTubeで観るのが我が家の楽しみのひとつになっています。
特に五十嵐カノア選手のヒートが始まると、妻とふたりで画面に食い入るように観てしまいます。
やっぱり日本人選手は応援したくなりますよね。
WSLで戦う選手たちはみんなとにかくすごい。
カノア選手のバランス力、コナー・オレアリー選手のパワーサーフィン、イタロ選手に勝った瞬間なんて震えました。
ブラジル勢は総じて爆発力があって怖い存在だし、オーストラリア勢も技術もメンタルも抜群。
正直、誰が勝っても納得できるくらいのハイレベルな世界です。
そんな中で、ただ観て楽しむだけじゃなく、「学びがある」ことに気づいたんです。
今回は、WSLの試合を観て自分がサーフィンに活かせそうだと感じたことを、少しだけまとめてみます。
一流選手のライディングからの気づき
WSLの選手たちのライディングを観ていると、本当に「これは教科書か…?」と思うようなシーンがたくさんあります。
最初はただカッコいい!と思って観ていたんですが、よく見るとテイクオフの姿勢や動きのひとつひとつに、上達のヒントが詰まっていることに気づきました。
たとえばテイクオフ。
あれだけのサイズの波で、あのスピード感の中で、スッと力まずに立ち上がるのは本当にすごい。
プロのテイクオフって、フォームがめちゃくちゃコンパクトなんですよね。

いや~かっこよ
脇を締めて、無駄な動きがなく、まるで「波に吸い込まれていく」ように乗っていきます。
さらに注目して見ていると、「あ、ここでバックステップしてるんだ」といった体の使い方やタイミングも分かってきます。
自分がサーフィンをしているときは感覚でやってしまいがちですが、こうしてプロの動きを細かく見ることで、自分の課題にも気づけるんですよね。
そして、ターンの構成。
特にJ-BAYのようなロングウォールでのライディングは圧巻です。
どこからどこまでターンしてるんだ?ってくらい、波の上下を大きく使ったマニューバを連発してくる。
しかもただ大きくターンするだけじゃなく、リズムやスピードの緩急があって、一本の波に物語があるような滑り方。
こんな波、日本ではなかなか出会えません。
でも、だからといって学びがないわけじゃない。
日本のビーチブレイクや小波であっても、波のポジション取りや加重・抜重の感覚、ターンのきっかけづくりなど、応用できるヒントはたくさんあると感じています。
観る視点が変わると、ひとつひとつのライディングがレッスン動画のように見えてくる。
「上手い人の真似をするのが一番の近道」とよく言いますが、まさにその通り。
WSLは、**世界最高の“動画教材”**なんじゃないかと思ってます。
一般サーファーの視点から得られる学び
私は普段、千葉のビーチブレイクで週1サーフィンをしていますが、WSLの試合を観ていて「これ、自分にも活かせそうだな」と感じる場面あったりします
まず波の選び方。
プロ選手たちはセットの中でも「その波は行かないの?」と思うような波をスルーしたり、逆に「え、これで行くの?」という波でとんでもないスコアを出してきたりします。
あの波を見る目、そして迷わず決断する判断力は、すごく参考になります。
日本の波ではあそこまで選び放題とはいきませんが、「どの波で勝負するか」を考える意識だけでもサーフィンの質は大きく変わります。
それから、波の“使い方”。
例えば日本の速めな波では、どうしても横に抜けようとばかりしてしまいがちですが、WSLの選手たちは上下の動きをしっかり入れて、波に合わせてスピードを調整しています。
「抜けるだけじゃなくて、刻む」「止めるところは止める」
こういうライディングの組み立て方って、すごく勉強になるんです。
さらに、自分のサーフィンを振り返る中で「テイクオフが遅れがちだな」とか「波のポジション取りが下手だな」と感じるとき、WSLの映像を見返すことで**“答え合わせ”ができる感覚**があります。
プロの動きと自分の動きを比較することで、少しずつ感覚がアップデートされていくんですよね。
あと、意外と忘れがちですが、波に入る位置やパドルアウトのルートも参考になります。
海外のリーフブレイクと日本の地形は違うとはいえ、「どうやってピークに戻るか」「どのタイミングで波を見てるか」なんかは、日常のサーフィンにも取り入れられる要素です。
私のようなミドルサーファーでも、“観る目”を養えば、上達のスピードが変わってくるのではないかと実感しています。
ただ感覚で入っていた海でも、「今日はこういう波だったから、こう乗ってみよう」とイメージを持つことで、サーフィンがもっと面白くなるんですよね。
サーフィン観戦の奥深さ
WSLの試合を観ていて思うのは、「これ、意外とめちゃくちゃ面白い!」ってこと。
正直、最初はルールもよく分からず、ただ技がすごいな~くらいの感覚だったんですが、プライオリティのルールや駆け引きの意味がわかってくると、一気に観戦が楽しくなってきました。
サーフィンの試合って、ただ波に乗ればいいってわけじゃなくて、“誰がその波に乗るか”が重要なんですよね。
プライオリティ(優先権)を持っている選手がいれば、その選手がその波に乗る権利を持っていて、もう一人は遠慮しなきゃいけない。
だから、いい波が来たときの「誰が乗る!?」「譲る?攻める?」の駆け引きがめちゃくちゃ熱いんです。
特にヒート終盤になると、選手たちは戦略的な動きに切り替えます。
リードしている選手が、逆転を狙う相手を“マーク”してブロックしたり、あえて波に乗らず時間を稼いだり…。
「勝負の読み合い」が始まるこの展開、まさにサーフィン版の将棋みたいで見応えがあります。
タイマーが残り5分を切ってくると、観てるこちらも自然と緊張してきて、
「あと1本!頼む!」「うわー、その波で決めたー!!」なんて、まるでスポーツ中継を観てるみたいに盛り上がってしまうんです。
そして、この戦略性は、普段自分がサーフィンする時にも少しだけ影響していて、
「今はちょっと我慢」「次の波を待とう」とか、「他の人のラインを見ておこう」など、混雑したポイントでの判断力に活かせるなと感じています。
サーフィンって、単に波に乗るだけじゃなく、“状況を読む力”も試されるスポーツなんですよね。
それを教えてくれるのがWSLの試合観戦なんです。
プロのボードやギアを見る楽しさ
WSLを観ているとき、実は技術や戦略以外にも気になることがあります。
それが**「どんな板に乗っているか」**ということ。
これがまた、サーファー目線で見るとたまらなく楽しいんですよね。
有名ブランドがズラリと並んでいて、「あ、あのデッキカラーかっこいい」「あのロゴ、最近よく見るな」なんて、まるでクルマ好きがF1マシンを眺めているような感覚になります。
フィンの形、板の長さ、ボリューム…。
プロが選ぶギアって、自分のレベルでは到底使いこなせないとは思いつつも、
「もし自分がこれ乗ったらどうなるんだろう…」なんて、ついつい妄想してしまいます(笑)
そんな中で、最近ぼくもメルカリで古いJSの板をゲットしました。
ずっと気になってたブランドで、たまたまサイズもピッタリ。
「中古だけどまだまだ使えそう!」という直感で即決。自分でリペアして色塗って
まだ本格的には乗れていませんが、WSLを観ながら「こういう乗り方してみたいな〜」とイメージを膨らませる日々です。
プロのギアは完全に真似できるものではないけれど、
**「どんな板がどういう動きを生むのか」**を知るうえで、観戦はとても役立ちます。
あとは、ウェットやリーシュコードなども含めて、「このブランド使ってるんだ」「意外とシンプルなんだな」など、細かい部分にも目が行くようになります。
そうやって観る目が養われると、自分が何を選ぶか、どう乗るかにも自然とこだわりが出てくるようになるんですよね。
妻と観る楽しさ・夫婦での時間
サーフィンって、基本的には一人の時間が多いスポーツだと思います。
海の上では孤独だし、上手くいかないときは自分との闘いにもなります。
でも、WSLを観る時間だけはちょっと違います。
**妻と一緒に楽しめる、貴重な“共有のサーフィン時間”**になっているんです。
我が家では、カノア選手のヒートが始まると「始まったよー!」と声をかけ合って、テレビの前に集合。
リプレイでのスロー再生では「今のターンすごかったね!」とか「乗らなかったけど、あの波行ってたらどうだったんだろうね」と、
まるで実況解説みたいな会話が自然と生まれます。
面白いのは、妻のほうが意外と冷静に見ていることもあるところ。
私が「今のは乗れたでしょ〜!」と興奮してると、「いや、優先権なかったからじゃない?」なんて返されてハッとしたり(笑)
まさかサーフィンの話でこんなに会話が広がるとは思っていませんでした。
それに、最近は観戦中に妻が「これブログに書いたら?」とか「今の動画、撮っておいたよ」なんて言ってくれることも増えてきました。
YouTubeやブログを通して、ふたりで何かを作っていく感覚も生まれてきて、それがまた嬉しかったりします。
一緒に海に入るわけじゃなくても、こうしてサーフィンという共通のテーマでつながっていられる。
それってすごく幸せなことだなと思うんです。
まとめ:観ることで広がるサーフィンの世界
WSLの試合を観るようになってから、サーフィンの見方が大きく変わりました。
最初はただ「すごいな」「かっこいいな」と思っていたプレーの中に、
自分のサーフィンに活かせるヒントがたくさん詰まっていることに気づいたんです。
テイクオフの姿勢やバランス、波の選び方、ターンのリズムや構成、そして最後まで諦めないメンタル。
プロのライディングには“上達のヒント”がぎっしり詰まっています。
それをただ眺めるだけじゃなく、「学ぶ視点」で観ることで、実際の自分のサーフィンにも変化が出てきました。
そしてなにより、観ることが純粋に楽しい。
試合の駆け引き、戦略、ギアへのこだわり…。
サーフィンって“観戦スポーツ”としても本当に奥が深いんだなと感じています。
今後もカノア選手やコナー選手をはじめ、世界のトップサーファーたちの試合を観ながら、
自分なりの気づきや学びを積み重ねていきたいと思っています。
そしてそれが、自分のサーフィンをもっと楽しくしてくれる気がしています。
「観るサーフィン」で、少しずつでも“うまくなる”って、なんだか最高じゃないですか?
検定でもうけてみようかな
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